こんにちはー!山好きナイロン小物作家のはーこです。先日、京都トレイルを歩いてきました。
「京都トレイル」は京都市内を囲むように整備された長距離ハイキングコースで、観光と自然を同時に楽しめるスポットです。
今回は、「伏見稲荷大社」から「南禅寺」近くの「蹴上駅」までの東山コースをご紹介します。案内がわかりやすく登山初心者でも安心して歩けるルートです。
京都の山歩きを楽しんでみませんか?ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
京都一周トレイル®︎とは?観光とハイキングも楽しめるトレイル
京都一周トレイル®︎は、 京都市を取り囲む自然豊かなハイキングコースです。
全長約84キロの京都東南地域コースと、京北地域をめぐる全長約48.7キロの京北地域コースからなり、多彩な景色や観光名所をめぐりながら楽しく歩くことができます。
京都一周トレイル®︎の全体概要
京都一周トレイルは、次の5つに分かれています。
- 東山コース:伏見稲荷駅〜ケーブル比叡駅(約24.6km)
- 北山東部コース:ケーブル比叡駅〜二ノ瀬(約17.9km)
- 北山西部コース:二ノ瀬〜清滝(約19.3km)
- 西山コース:清滝〜苔寺谷(約10.7km)
- 京北コース:細野を起点に周回(約48.7km)
東山コース:伏見稲荷から蹴上駅へ
今回ご紹介する「伏見稲荷から蹴上駅まで」は、東山コースの一部です。
- 距離:13.8km
- 標高差:約800m
- 所要時間:6-7時間(コースタイム)
コース全部を歩かなくても、ご自身の体力や時間に合わせて柔軟にコースを設定できるのも魅力の一つです。今回の場合も蹴上駅まで歩かない東福寺駅までのショートコースも選べます。
スタート地点とゴール地点のアクセス方法
電車やバスを用いたアクセス方法を紹介します。
スタート地点:伏見稲荷へのアクセス方法
伏見稲荷大社へのアクセス方法は以下の通りです。
- 電車:京都駅からJR奈良線で稲荷駅へ。徒歩すぐで到着。
- バス:京都駅から京都市営バス「南5系統」で「稲荷大社前」まで。下山後徒歩約7分。
ゴール地点:蹴上駅からの帰り方
蹴上駅から京都駅までのアクセス方法は以下の通りです。
- 電車:地下鉄東西線「蹴上駅」から「烏丸御池駅」で地下鉄烏丸線に乗り換え、京都駅へ。
- バス:「神宮道」バス停から京都市営バス(5系統、86系統)で京都駅へ。
ゴール地点の蹴上駅周辺には南禅寺や蹴上インクラインなどの観光スポットがあります。下山後の観光を楽しんでから帰路に着くと良いでしょう。
東山コースの観光名所
ハイキング中に巡れる観光名所をご紹介します。
伏見稲荷大社:「千本鳥居」で有名な神社。写真撮影にぴったりです。
南禅寺:禅寺として有名で、三門や水路閣、庭園も見どころ。
蹴上インクライン:琵琶湖疏水のための鉄道跡地。線路の上を自由に歩くことができ、四季折々の景色を楽しむことができます。
粟田神社:安全祈願や厄除けに人気の神社。
東山コースの見どころ詳細とハイキングのポイント
伏見稲荷大社の千本鳥居からスタート
スタートは伏見稲荷大社の千本鳥居から。
普段は観光客で賑わっていますが早朝は比較的混雑が少なく、幻想的な雰囲気が漂います。
千本鳥居を通り抜けて奥社まで進むと、観光客が少なくなり、自然と神秘的な鳥居の光景が楽しめます。
稲荷山山頂には三角点がなく、西野山がその役割を果たしています。
西野山には眺望はありません。しかし途中にある大岩大神は、言葉では表せられない心が洗われるような場所なので、一度訪れてみてください。
三ツ辻を過ぎたところにある荒神峰には展望台があり、京都市内を一望できます。
静かな東山エリアで森林浴
伏見稲荷を後にし、住宅地を抜けて再び山道に入ると、静かな東山エリアに入ります。
ここでは、静けさに包まれた森林浴が楽しめ、街の喧騒を離れてリフレッシュできます。
途中、足元が滑りやすい場所もあるので注意が必要です。
東山山頂公園での絶景休憩スポット
清水山を過ぎてから30分ほど歩くと、東山山頂公園に着きます。
この公園からは比叡山や大文字山など、京都を代表する山々が一望でき、絶景を楽しみながらゆっくり休憩できるスポットです。
東屋やベンチも設置されています。
ゴールの南禅寺と粟田神社
東山山頂公園を出発して尾根を下り、粟田神社を通過するとゴール地点の蹴上駅はもう少しです。
蹴上駅付近には歴史ある南禅寺の三門や水路閣など見どころが満載で、下山後にゆったりと観光を楽しむことができます。
服装と持ち物リスト
京都トレイルでの服装や持ち物について解説します。
服装
1.シャツ:速乾性のあるポリエステル製を選びましょう。汗をかいても冷えにくく快適です。
2.防寒着:フリースや軽量ダウンなど季節に応じた防寒着を用意しましょう。
3.パンツ:動きやすく速乾性のあるナイロンやポリエステル製のパンツが最適です。
4.靴下:ウールまたは混合素材のトレッキング用ソックスがおすすめです。
5.帽子:日よけや防寒用にあると便利です。
6.靴:滑りやすい箇所もあるので、トレッキングシューズが安全です。ローカットで問題ないと思います。
7.下山後の服:ポケッタブルのワンピースがあると、下山後の観光が楽しくなります。
持ち物リスト
登山に必要な基本的な持ち物をまとめました。
1. ザック(リュック):日帰りであれば、20-30Lのものを選ぶと使いやすいです。
2.水分:1-1.5L以上の水やスポーツドリンクを用意しましょう。夏場はもっと必要かもしれません。
3.レインウェア(雨具):天気が急変することもあるので、晴れ予報でも必ず持っていきましょう。
4.行動食:エネルギー補給や休憩の時に食べられるように、ゼリー飲料や羊羹、柿の種がおすすめです。
5.ヘッドライト: 緊急時に備えて必ず持っておくべきアイテムです。予備電池も忘れずに。
6.地図とコンパス:ルートを把握するために必要です。スマホのGPS機能を利用するのも便利です。
7.ファーストエイドキット:基本的な応急処置用品を入れておきます。
8.ザックカバー:ザックが濡れるのを防ぐために必要です。
9.タオル、手ぬぐい:汗を拭いたり、様々な用途に使います。
10.モバイルバッテリー:スマホの充電切れ対策として必須です。
【番外編】
・コップとポーションコーヒー:休憩の時にホット一息つけます。
・チャック付き袋:ゴミ袋として使ったりと何かと役立ちます。
・登山届:入山する前に必ず提出しましょう。事前にネットでも提出できます。
伏見稲荷から蹴上駅まで実際に歩いた体験談と感想
今回歩いた京都トレイル東山コースは、観光地と自然の両方を楽しむことができ、普段の京都観光とは一味違う体験ができました。
伏見稲荷大社では千本鳥居の荘厳さに圧倒され、住宅地から山道へと入っていく変化も新鮮に感じました。東山山頂公園から見える比叡山の眺めはゆっくりと時間が流れて、日常の喧騒を忘れるひとときでした。
また、2年前には京都トレイル東山コースのうち、銀閣寺〜蹴上駅を歩きましたが、今回は途中でカフェに立ち寄るなど新たな楽しみ方を発見しました。少しずつ京都トレイルをつなげていく楽しさもあり、次回歩きたいルートにも期待が膨らみます。
京都観光の新しい楽しみ方として、ぜひ「京都トレイル」に挑戦してみてくださいね。
京都トレイル東山コースのまとめ
京都トレイルの東山コースのうち伏見稲荷から蹴上駅までの道のりは、案内標識がしっかりされており初心者でも安心して楽しめるコースです。歴史ある観光名所を巡りながら自然も満喫できるため、京都の豊かさを感じられるでしょう。
比較的整備されていてわかりやすく、市街地に近いにも関わらず山歩きの静けさが楽しめます。
京都観光の計画にトレイルハイキングを組み込んでみるのはいかがでしょうか。
役立つリンク集
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