名古屋から電車とバスで日帰り登山〜東海編〜春日井三山(弥勒山・大谷山・道樹山)

山歩きの話

こんにちは!山好きナイロン小物作家のはーこです。
今回は電車とバスを使って、愛知県と岐阜県の境に位置する春日井三山(弥勒山、大谷山、道樹山)から定光寺駅まで縦走してきました。春日井三山は、登山愛好家だけではなく地元の家族連れからも親しまれる山々です。標高はいずれも400m台と低山ながら、山頂からの絶景や豊かな自然が楽しめます。登山初心者でも気軽に挑戦でき、ルートによってはしっかりと歩きごたえも。
今回は、そんな春日井三山の魅力をじっくり体感できる登山コースを歩きながら、おすすめのスポットや注意点、アクセス方法をご紹介します。

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オススメポイント

初心者から楽しめて地元の方々に愛される山

春日井三山は複数のルートがあるため、好みや体力に応じて楽しむことができます。また駐車場が広く、多くの登山客で賑わい、初心者でも安心して登ることができます。

山頂からの景色

登山道からの眺望はほとんどありませんが、弥勒山山頂からは南は名古屋駅前の高層ビル群、北は中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、白山などを望むことができます。

基本情報

山の名前:3つ合わせて春日井三山

弥勒山(みろくやま・標高436m)

大谷山(おおたにやま・標高425m)

道樹山(どうじゅさん・標高429m)

所在地 

愛知県春日井市の岐阜県多治見市の境に位置します。

アクセス情報

 登山口までのアクセス情報を紹介します。

電車・バスでのアクセス方法

 名古屋駅からJR中央線に乗り、高蔵寺駅で下車。
 高蔵寺駅北口から名鉄バス(82番)に乗り、「植物園」バス停で下車。

駐車場案内

 都市緑化植物園の第1駐車場、第2駐車場を利用できます。第2駐車場の方が登山口に近いです。また、春日井野外教育センターの第3駐車場も便利です。(駐車料金:無料)

登山ルートとコースタイム

  • ルート紹介

 春日井三山はたくさんのルートがありますが、今回歩いたルートを紹介します。

登山口→大谷山→弥勒山→大谷山→道樹山→桧峠→玉野御嶽神社(玉野園地)→定光寺駅→愛岐トンネル群→定光寺駅

  • コースタイム:約5時間(愛岐トンネル群除く休憩なしの場合)
  • 距離:約9.5km

オススメの休憩スポット

弥勒山山頂

最も景色がいいのは、弥勒山山頂です。遠くに中央アルプスや御嶽山などの眺望が楽しめる絶景スポット。東屋やベンチが整備され、ヤマガラなどの野鳥も見られます。土日は混雑するため、平日がおすすめです。

大谷山山頂

弥勒山と比べると眺望は控えめですが、ベンチが1つだけあるので、静かな休憩を楽しみたい方に最適です。

玉野園地

春はツツジ、秋は紅葉が見事な場所です。登山が終わりにさしかかったときに、突然目の前に広がる紅葉にはとても驚かされました。人懐っこい猫がたくさん見られ、玉野御嶽神社の猫御朱印が人気です。

山歩きの注意点

火気厳禁

春日井三山では火気の利用は禁止されています。保温ボトルを活用しましょう。

保温ボトルのおすすめはこちらです。チタン製なので、なんといっても軽い!

そして抜群の保温力で、いつもお世話になっています。

桧峠以降では人通りが一気に少なくなる

桧峠以降は人通りがぐっと少なくなります。地図や登山アプリなどを活用して安全に歩きましょう。

登山アプリのおすすめ:YAMAP

登山コース上にトイレがない

登山コース内のトイレは玉野園地のみです。登山前に必ず済ませておくのがおすすめです。

念の為に持っておく携帯トイレはこちら

下山後の立ち寄りスポット

今回は定光寺駅方面へ下山しました。定光寺駅周辺に飲食店はほとんどありません。

愛岐トンネル群

旧国鉄中央本線のトンネル群で、1966年に廃線となりました。現在は立ち入り禁止となっていますが、春と秋に特別一般公開されます(入場料:大人100円、小学生以下無料)。愛岐トンネル群の見どころは以下の通りです。

  • 赤レンガトンネルとモミジのコラボレーション

約300本のモミジが自生し、明治時代の赤レンガトンネルとモミジが織りなす絶景が楽しめます。4号トンネルを抜けた先にある「大モミジ」は、愛知県内最大級と言われています。

  • 庄内川渓谷

トンネル脇を流れる庄内川の風景も魅力的です。写真ではうまくとれませんでしたが、川面に映る紅葉も見事でした。
愛岐トンネル群保存再生委員会公式サイトはこちら

写真で見る実際の登山コース

まずはJR高蔵寺駅からスタートです。

名鉄バスのりばに移動します。今回は4番乗り場から「82」植物園行きのバスに乗りましょう。

終点の植物園で下車します。

駐車場の横を通って、登山口まで行きます。

ルートはいろいろありますので、標識を見ながら進んでいきましょう。

まずは大谷山に到着。

その後いったん下った後、歩きやすい道、そして弥勒山までは階段地獄が待っています。(これが地味につらい…)

東屋が見えれば、まもなく弥勒山山頂に到着です!弥勒山山頂はベンチがたくさんあり、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、白山などを望むことができます。この日は雪をかぶった中央アルプスや御嶽山が確認できました。(写真で伝わるかしら…。)

先ほど登ってきた階段を下り、再び大谷山へ。次は道樹山を目指します。

ちなみに道樹山への道のりの中で、御嶽山が見えるスポットがありますよ。

そんなこんなで道樹山へ到着。道樹山山頂には眺望はありませんが、神社がありました。(太郎坊宮秋葉神社)

今回は定光寺方面に向かいます。ここからすれ違う人数がガクッと少なくなりますが、ルートははっきりしているし、東海自然歩道の看板を見ながら歩けば迷うことはありません。

桧峠へ下るところに長い階段があります。これは逆方面からだとつらそうです。

桧峠のロードに出て、またすぐに登山道の中に入っていきます。私はここで一度道を見失いましたが、その後の道はわかりやすかったです。ほとんど眺望のない樹林帯をひたすら進みますが、鳥のさえずりが聞こえて、木々に囲まれた空間は、自然と一体化している感覚になります。

所々にベンチがあるので、休憩しながら進みましょう。

外之原峠に出ると、しばらく林道を歩き、その後再び登山道になります。その頃には道標に「定光寺駅」の文字が現れ、ゴールが少しずつ近づいているのを感じます。

ずんずん歩いていくと、左側に建物が現れます。玉野御嶽神社です。手書きの猫の御朱印で知られているそう。御朱印は毎月違う柄になっているようで、境内に今までの御朱印が飾られていました。

この神社の近辺には猫が20匹近く住んでいるそうです。かわいかったー!

玉野園地では紅葉も素晴らしく、猫と一緒に紅葉を見ながら休憩することができますよ。

ちなみにスノーピークのチタンマグはシングルウォールとダブルウォールがありますが、私はその時の山行・荷物の具合によって使い分けています。この日は軽くしたかったので、シングルにしました。

そのあとは東海自然歩道の看板に沿って、定光寺駅へと歩を進めます。おおよそ15分ほどで定光寺駅に到着します。

今回は、そこから秋の特別公開をしていた愛岐トンネル群まで足を伸ばしました。その後定光寺駅まで戻って今回の山歩きは終了です♪

春日井三山に登ってみよう

春日井三山の魅力は、初心者でも安心して楽しめる親しみやすさと、山頂から望む絶景にあります。電車・バスでも行くことができるので、車の運転が苦手な方でも挑戦できますね。初心者の方は今回のコースは少し大変だと思うので、まずは春日井三山のうち弥勒山・大谷山の2座から挑戦してみてください。春日井三山を訪れた感想やおすすめスポットがあれば、ぜひ教えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
どこかの山でお会いしましょう!

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『山での喜びを持ち歩く』

をコンセプトに、登山中だけでなく日常生活にも溶け込むようなナイロン小物を制作しています。

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