金勝(こんぜ)アルプス登山|アクセス、コース、装備まで完全レポート

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こんにちは!山好きナイロン小物作家のはーこです。2023年11月、滋賀県にある金勝(こんぜ)アルプスに登ってきました。

「低山だけどおもしろい山」という噂を聞き、気になっていたお山です。事前に金勝アルプスについて調べていると大きな岩(天狗岩)が出てくるので、岩山が苦手な私には不安もありました。しかし歩き始めると予想以上の楽しさで、低山とは思えない景色が広がります。

金勝アルプスのおすすめポイント

まるでジャングルに入り込んだようにシダをかき分けて探検気分が味わえる

巨岩・奇岩を見ながらの稜線歩きが楽しい

天狗岩からは琵琶湖の雄大な眺望が広がる

平安時代に造られたといわれる磨崖仏(まがいぶつ:岩壁などに刻まれた石仏)が見れる

標識がところどころに設置されていて、初心者でも迷わず安心

この記事では、金勝アルプスへのアクセス方法やコースからオススメ休憩ポイントまで詳しく紹介していきます。ぜひあなたの山歩きの参考にしてみてくださいね。

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金勝アルプス|基本情報

  • 山の名前:金勝(こんぜ)アルプス【鶏冠山・竜王山などをはじめとした湖南アルプス】
  • 標高:鶏冠山490.8m、竜王山604.6m
  • 所在地:滋賀県の南部、栗東市と大津市にまたがる

金勝アルプス|アクセス・駐車場

上桐生方面からのアクセス方法を紹介します。(金勝寺方面からもアクセス可能です。)

アクセス方法

電車・バス→JR琵琶湖線「草津駅」から帝産湖南交通バスで約30分終点「上桐生」で下車 車→新名神高速道路「草津田上IC」から約15分

駐車場

登山口がある上桐生の「一丈野駐車場」利用が便利です。

駐車料金:普通車500円 トイレあり

開設時間は8:00−17:00ですが、時間外でも出入りはできます。

金勝アルプス|登山ルートとコースタイム

一丈野駐車場→落ヶ滝→鶏冠山→天狗岩→白石峰→竜王山→白石峰→狛坂磨崖仏→さかさ観音→一丈野駐車場 の周回ルート

  • 登山コースの距離:10.6km
  • 所要時間(コースタイム):休憩なしで約5時間

このほか天狗岩だけ登りに行く天狗岩線や、子鶏冠山を通る北谷線などたくさんのルートがあります。ところどころ道の案内標識があったり、コールポイントと言って携帯電話通話可能地点に標識が設置されていたりと登山道はとても整備されています。

金勝アルプス|見どころやポイント

歩き始めはシダが広がり、まるでジャングル探検をしている気分になれる

落ヶ滝線は、小さな川を何度も渡ります。気づいたらいつの間にか周りはシダ植物だらけ!ここはジャングル?あれ?山登りに来たはずなのに…?と若干混乱しながらもワクワクしてくるはずです。

落ヶ滝は、水量が少なく、滝…滝…どこ?と少し拍子抜けでしたが、雨後の迫力は一見の価値ありだそうです。

ロープや沢渡りはまるでアスレチック体験

ロープを使うような急な登りがあります。ロープに体重をかけすぎないように足の置く位置を確認しながら進めば、まるで童心に帰ったように楽しく登ることができるでしょう。

「ここ…本当に道あってるよね?」と思わずつぶやいてしまうような沢を渡るところもありますが、バリエーション豊かで退屈せず歩けるので、どんどんテンション上がってくこと間違いなしです。

巨岩・奇岩が織りなす岩塊群の独特の景観

鶏冠山のピークを踏んだ後は、天狗岩を見ながらの稜線歩きが楽しめます。

重ね岩、耳岩など名前がついている岩の他にも、おもしろいカタチをした岩がたくさんあるので、何に見えるかなぁとイメージするのも楽しいですよ。

平安時代・鎌倉時代に造られた石仏

白石峰から狛坂線を下っていくと、突然大きな岩壁が現れます。よく見てみると、岩に仏像が刻まれているのがわかりますか?狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)といい、奈良時代後期から平安時代に新羅の石工職人によって造られ、なんと高さ約7m、幅約3mもあります。写真で見るよりももっと大きく感じました。

山歩きが終盤に差し掛かるころ、もうひとつの石仏に出会いました。それがさかさ観音です。

本当に文字通り逆さま…

はじめから逆さまだったわけではなく、ダム用石を採掘の際にバランスを失って山の上からずり落ちて逆さになったとか。

金勝アルプス|おすすめの休憩ポイント

今回のコースで山ごはんやコーヒータイムにオススメな場所は、「天狗岩」「国見岩」です。

鶏冠山や竜王山にも立ち寄りましたが、残念ながら景色を楽しむことができません。特に竜王山は山頂がとても狭いので、滞在時間は数分でした。

天狗岩

天狗岩の上からは雄大な琵琶湖の眺望が広がります。ただし遮るものがなく、風が強い可能性があるので、休憩する場合は飛ばされないようにするのと体が冷えないように注意してくださいね。

国見岩

もう一つ休憩ポイントとしてオススメなのは、国見岩です。国見岩は白石峰から約20分の場所で、耳岩、天狗岩、鶏冠山、三上山、琵琶湖を望むことができます。少し降りたところにある大きな岩の上でコーヒータイムができたら…最高でした。(先客がいて、泣く泣く断念…。)

金勝アルプス|山歩きの注意点

登山計画を立てる

金勝アルプスは、たくさんのコースがあります。初心者の方でも安心して歩けるコースから、総歩行距離が10-12kmになるコースもあります。また、急斜面もあるので、体力や装備と相談してコースを決めるようにしましょう。

栗東市観光協会HPからハイキングマップがダウンロードできます。

金勝山ハイキングマップはこちら

登山届(入山届)を出す

山歩きをする場合は、必ず事前に登山届を提出してください。

登山届は、2種類の提出方法があります。ご家族にも登山計画を伝えておくといいでしょう。

①登山口のポストに投函する

一丈野駐車場に登山届の投函ポストがあり、用紙は投函ポスト前に用意されています。

②インターネットを利用する

滋賀県警のHPから登山届の提出が可能です。(滋賀県警HPはこちら

私は登山アプリYAMAPを利用していて、アプリ内から登山届を出すこともできます。

YAMAPはこちら

身支度を整える

登山をする場合、必要なものはもちろん何一つ忘れてはいけません。反対に不必要なものを持っていくと邪魔になり、あなたの体力を奪っていきます。

①服装

動きやすい服装:汗をかいても乾きやすいポリエステルやナイロンなどの素材を選択しましょう。

綿は、乾きにくい素材の代表格のため避けた方がよいです。

防寒着:山麓と山頂では気温差があります。また登っているときは暑くても、休憩すると体が冷えてしまうので、防寒着を活用して体温調節をしましょう。

②装備

20L−25Lのザック(リュック):日帰りならこのサイズでOK。1日分の食料と水、雨具、防寒着、その他装備を入れるのにちょうどいい大きさです。

トレッキングシューズ:登山道具のカナメです。必ず試し履きをして購入しましょう。金勝アルプス登山ではミドルカットのタイプがオススメです。私は足幅が狭いので、スカルパの靴がお気に入りです。

モバイルバッテリー:たくさん写真を撮ったり、GPSを利用するとスマホの消耗が激しいので、予備バッテリーがあると安心です。ジップロックなどに入れて防水対策をして持っていきましょう。

ヘッドランプ:日帰りでもヘッドランプは必携です。予備電池も用意していた方が安心。

レインウェア(雨具):山の天気は変わりやすいので、どんなに晴れていてもレインウェアはマストアイテムです。

手袋(グローブ):金勝アルプスではロープを使ったり、岩に手を置いて登ったりするので、手袋があると安全です。

③食べ物

飲み物(スポーツドリンクやお茶):1L-1.5Lは必要です。夏では脱水を防ぐため、さらに必要量が増えます。

行動食:登山中に食べるおやつは、飴や羊羹、チョコレートなどエネルギーに換えやすいもの、少しずつ食べられるものを用意しましょう。

山ごはん:お弁当、おにぎりやホットサンドなど

駐車場から一番近いコンビニは、ファミリーマート大津平野店です。

最後に持ち物を全部用意できても、そのままザックに入れると、何をどこに入れたのかがわからなくなります。必要なものの出し入れをスムーズにするためにも、スタッフバッグに小分けすることをオススメします。いろいろな大きさのスタッフバッグを作製しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

ハンドメイドサイト:minneCreemaで販売中です。

さいごに

今回は、滋賀県にある低山・金勝アルプスを紹介しました。想像以上に巨岩・奇岩が多く、楽しみが満載の山歩きになることは間違いありません。たくさんのルートがあるので、一度登っても次は違うルートで…と何度も足を運びたくなるかもしれませんね。

私自身も下山後、金勝アルプスには天狗岩だけでなく、後天狗岩という場所もあることを知り、再び訪れたくなりました。次回訪れた際には、その様子をレポートしますので、お楽しみに。

この記事があなたの山歩きにお役立てできたら嬉しいです。

ちなみに、下山後の楽しみ日帰り温泉は、「ほたるの湯」に立ち寄りました。たくさん歩いた後の温泉は本当に最高ですよ。

では、またー!はーこでした。

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