山小屋で食べる”ごはん”について考えたことはありますか?
山小屋泊は、登山初心者でも手軽に山を楽しむ方法として最適です。テント泊の準備や技術に自信がなくても、山小屋泊であれば安心感と贅沢を存分に味わうことができます。
2023年8月、私は60代の母と一緒に北アルプスの燕岳にある「燕山荘(えんざんそう)」に泊まってきました。燕山荘では、山の魅力を存分に味わえる最高の体験ができました。
この記事では、標高2700mで食べる美味しいケーキやハンバーグ、そしてビールで乾杯するなど燕山荘を思いっきり楽しむ過ごし方を”食べ物を中心に”たっぷりとお伝えします。
山小屋泊の魅力を知り、山登りの新たな楽しみを見つけてみませんか。
山に泊まってみよう!山小屋泊のメリット
まだ登山をはじめたばかりだけど、山に泊まってみたい!
そんなあなたには山小屋泊がおすすめです。テント泊では、テントはもちろん寝袋や食料などかなりの重量の装備が必要です。そしてその装備を持って歩く体力も必要になります。(私自身、まだテント泊をしたことがありません。)
一方山小屋泊では、日帰り登山の装備に加えて、着替えや日程分の水分と行動食があれば問題ないでしょう。また、1泊2食付きで予約をすれば、あたたかくておいしいご飯が山の上で食べられます。
山小屋の窓から見える景色も本当に最高で、特に今回は燕岳山頂が窓から見えるという特等席のお部屋でした。
燕山荘(えんざんそう)ってどんな山小屋?
今回泊まった「燕山荘」は、北アルプス燕岳の山小屋で、標高2712mに建っています。1921年(大正10年)に創設され、北アルプスの入門者や小屋泊初心者にぴったりの山小屋です。
燕山荘が初心者にオススメな理由は、なんといっても山小屋内がキレイだからです。特にトイレがダントツでキレイすぎて、本当にここは山の上なのかしら?と感じるはずです。
そして山小屋と聞くと小さな建物を想像するかもしれませんが、燕山荘の収容人数は650人ととても多く、小屋内はホテルや旅館のように広いです。
今回はそんな燕山荘の魅力を”食”を通じて探っていきましょう。
ご褒美にケーキセットを食べよう
まず山登りのご褒美として、ケーキセットを楽しんでみてはいかがでしょうか?
燕山荘の喫茶サンルームでは、ケーキのほかにおでんやもつ煮なども提供されています。
ケーキの種類も豊富で、全部で4種類ありました。
私はその中でクラシックショコラ、母は和栗モンブランを注文しました。味は抜群!濃厚なチョコと一緒に注文したアイスコーヒーがめちゃくちゃ合う!そして何よりアルプスの山々を見ながら食べるというロケーションも加わって、おいしさ倍増です。
ただし、標高2,700mでは日差しは強く、直射日光が暑くて痛いので、外で食べる際には日差し・日焼け対策は必須です。
夕食はハンバーグ
夕食は、燕山荘へ到着した順に時間が割り当てられます。私たちは18時でした。テーブルには、ハンバーグをはじめ食欲をそそられる料理が並びます。白米とお味噌汁はおかわり自由なので、食べ応えも充分です。
通常は夕食後にオーナーのお話やホルンの演奏があるようですが、私たちの宿泊時にはオーナー不在でした。それでも、天気予報やその日の星空の様子(3:30頃にオリオン座が上ってくるなど)など、山で知りたい情報を知ることができました。
夕食後はビールで乾杯
夕食後も喫茶サンルームで楽しむことができます。「山の上でビールを飲みたい」という母の願望もあり、ビールを購入しました。
標高が高いところでは気圧が低く酔いやすいので、小ジョッキを2人でシェアすることにしましたが、ほんのちょっとのビールでも幸せに浸れました。
夕日を見ながら乾杯するのも素敵ですが、私たちは喫茶サンルーム内で過ごしました。外の気温が下がってきているのと、外靴に履き替えるのが面倒だったためです。
喫茶サンルームのテーブルにはかわいいオリジナルバンダナが敷かれていました。そして壁には絵が飾られているので、まるで美術館にいるように感じられます。何もせずにゆっくり過ごすだけでも十分に楽しむことができます。
ゆったり過ごす山小屋での時間は、本当に贅沢で最高です。
朝食はお供が多くてごはんが進む
朝食は3つの時間帯に分かれて提供されます。私たちは4:20に朝食をいただきました。
朝食は食堂前に並んだ順番に席に着きます。
私たちは3:30に起床して星空観察をし、そのまま洗顔など準備をして4時過ぎから並びはじめて、4:20の朝食を食べました。おそらく並んだ列は前から20人目くらいだったと思います。食堂は広く、座席数が多いのでもう少しゆっくりでもよかったかもしれません。
予定の時間より少し早めに席に案内され、目の前には白米と味噌汁おかわり自由の朝食です。モリモリ食べて元気に下山するため、白米をおかわりしました。おかずはごはんに合うものが多くて、いくらでも食べたいと思うほどおいしかったです。
この日の日の出は4:50ごろだったので、朝食後に外に出て日の出を楽しむことができました。皆が同じ方向を見つめるこの瞬間は特別ですね。(出発前に日の出時間を調べておくことをオススメします。)
番外編:合戦小屋でスイカを楽しむ
燕岳登山には、燕山荘だけでなく楽しみがもう一つあります。それが、中房温泉登山口からの登山道の途中にある合戦小屋です。夏になるとここでスイカを楽しむことができます。
北アルプス3大急登の一つを乗り越えて、疲れた体にスイカは格別です。私たちは行き帰りともにスイカをいただきました。
燕山荘は山小屋泊デビューにオススメ
山小屋泊は、山登り初心者でも手軽に山の魅力を楽しむ方法です。その中でも北アルプスの燕岳にある「燕山荘」は、山小屋デビューにオススメの山小屋です。その理由としては、
- 清掃が行き届いており、館内がキレイ
- 食事がおいしい
- 山頂の燕岳までは約30分ほどで着く
- 売店ではオリジナルTシャツやバンダナなど買い物も楽しめる
など魅力がたくさんあります。”食”以外のことに関しては、また別の記事でまとめる予定なので、楽しみにしていてくださいね。
燕山荘は美味しいケーキ、ハンバーグなどのごはん、そして山の景色を満喫できる場所でした。山の上でビールを楽しみ、翌朝は宿泊者みんなで美しい日の出を迎えることができます。
あなたも山小屋泊の魅力を存分に堪能し、山登りの新たな楽しみを見つけましょう!
では、またー!Ha _coでした。
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