山の上でお抹茶をいただく。登山+野点のススメ②〜湖西連峰・神石山編〜

山歩きの話

絶景を求めて山を歩く。もちろんそれも楽しい山歩きですが、”野点”という一味違った体験をしてみませんか?自然の中で風の音や鳥のさえずりを聞きながらお抹茶をいただく贅沢な時間。一度味わってしまうともう抜け出せないかもしれません。

今回は野点にオススメな山として湖西連峰・神石山を取り上げました。神石山は地元の方々から愛されるハイキングに適した山ですが、中尾根パラダイスと呼ばれる絶景を楽しめる場所もあります。

この記事では、神石山が野点にオススメな理由と気を付けるポイントを書いています。ぜひ自然の中で至福のひと時を過ごし、神石山ハイキングを楽しんでくださいね。

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神石山とは?

2023年4月、湖西連峰神石山に登ってきました。神石山は、静岡県の浜名湖の西側に位置し、標高は324m。低山ではありますが、一等三角点として測量において重要な地点です。

神石山に行くと決めて下調べをしていると何度も”パラダイス”という言葉を目にしました。「パラダイス?山の中にパラダイスがあるの?気になる!そこでお抹茶を点ててみたい!パラダイスでお抹茶なんて最高すぎるぞ。」そんな気持ちを抱きながら、いざ神石山へと出発しました。

神石山で野点をおすすめする理由

結論からいうと、神石山ハイキング+野点は最高でした。その理由を詳しく説明します。

中尾根パラダイスからの素晴らしい景色

中尾根パラダイスは、神石山から歩いて約25分の場所にあります。中尾根パラダイスの入り口には石を積み上げてできた門があり、その門を通っていくと絶景が広がります。まさにパラダイスと呼ぶにふさわしい景色が待っているのです。

中尾根パラダイスの入り口

中尾根パラダイスの場所は、大岩方面から向かう場合は標識が見当たらないので少しわかりにくいかもしれません。神石山方面から向かう場合には小さな案内標識があるので、見逃さないようにご注意ください。

中尾根パラダイスからは、神石山をはじめとする湖西連峰、浜名湖、遠くには富士山が見えます(私が訪れた際は曇っていたため、富士山は見えませんでした。)なお中尾根パラダイスには、テーブルやベンチなどの設備はありません。しかし平らな岩に座ることができますで、ゆっくりと絶景を見ながら野点を楽しむことができます。折りたたみテーブルを持参して、野点をしてみましょう。鳥のさえずりや木々が風に揺れる音、そして素晴らしい景色の中でお抹茶を贅沢にいただく。この至福の時間がずーっと続けばいいのにと思わずにはいられません。自然の中でいただくお抹茶は格別です。

神石山山頂にはベンチがたくさんある

神石山は標高が低いにもかかわらず、中尾根パラダイスと同じように浜名湖を一望できます。山頂にはベンチがたくさん用意されているので、山頂で休憩しながらお昼を食べるのもおすすめです(ただし火気厳禁です。)

適度な歩行距離

駅から登山口までの時間を考慮しなければ、梅田登山口から神石山、中尾根パラダイスを通って大岩登山口まで約3時間で縦走することができます。

神石山のコースタイムを紹介すると、

  • 梅田登山口から神石山まで:約90分
  • 神石山から中尾根パラダイスまで:約25分
  • 中尾根パラダイスから大岩登山口まで:約60分

ゆっくりとハイキングを楽しみたい方にはぴったりののコースです。さらに歩きたいという方は、湖西連峰が多米峠や富士見岩…と続いているので、自身の体力と相談してコースを選んでみてください。

歩きやすい登山道と見どころがたくさん

登りがきつい箇所もあるものの、基本的に歩きやすい登山道が続いています。分岐には標識があるため、迷うことはありません。また梅田登山口から神石山までの間には、雨やどり岩やラクダ岩、仏岩があります。

雨やどり岩

雨が降っても大丈夫そうなほど大きな岩です。裏から雨やどり岩に登ってみましたが、電線が見えたため眺望はイマイチに感じました。

ラクダ岩

正直なところ、ラクダらしさはよくわかりませんでした。連なっている岩々を見てラクダのコブを連想したのかもしれません。ラクダ岩の少し先にはベンチがありますので、神石山山頂が混んでいる場合はここで休憩するのもいいでしょう。

仏岩

ここからの景色も見応えがあります。

神石山ハイキングで気を付けるポイント

神石山、中尾根パラダイスのハイキングをする上での注意点を紹介します。

中尾根パラダイスはせまい

中尾根パラダイスは絶景を楽しめる場所ですが、狭いということは言うまでもありません。特に土日に行く場合は先客がいて、ゆっくりと過ごすことができない可能性があります。お互いに譲り合って楽しみましょう。平日に訪れるのをおすすめします。

テーブルがない

先にも言った通り、中尾根パラダイスにはテーブルやベンチなどの設備はありません。神石山にもテーブルはありません。野点をする場合はクッションと折りたたみテーブルを持っていくと良いでしょう。私が使用しているクッションと折りたたみテーブルはこちらです。

mont-bell:トレールクッション

薄くて軽いので、ザックの中で邪魔になりません。組み立ても簡単でおすすめです。

傾斜がきついところもある

ハイキング向けとお伝えしましたが、途中には急な傾斜がある箇所もあります。体力に自信がない場合は、梅田登山口から仏岩まで、次はラクダ岩まで、と少しずつ距離を伸ばしていくことをおすすめします。最終的には中尾根パラダイスからの絶景を目指してみてください。

野点のお供(和菓子)の紹介

野点では和菓子がかかせません。今回のお供は、「信長公出世餅」と「羽二重(白餡)」です。

信長公出世餅

信長公出世餅は季節によって味が異なり、この時期は桜風味でした。つぶあんがおいしいです。

羽二重(白餡)

羽二重(白餡)は、外側は羽二重餅で覆われており、中には白餡が入っています。食感の違いが楽しい一品です。

ハイキングと野点を両方楽しめる神石山

山の上でお抹茶をいただくのにおすすめな神石山・中尾根パラダイスを紹介しました。

中尾根パラダイス自体はせまいため、土日はゆっくり過ごすことは難しいかもしれません。私は平日に訪れたので、この絶景を独り占めしちゃいました。本当に最高でした。

もし中尾根パラダイスが混雑していたら、神石山の方へ移動してみてください。神石山山頂も人が多いかもしれませんが、ベンチがたくさんあります。

ゆっくり景色を楽しむチャンスが2回もあるというのもこのルートをおすすめする理由の一つです。ぜひ絶景を眺めながら、お抹茶をいただき至福の時間を過ごしてみてくださいね。

では、またー!

Ha_coでした。

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