患者さんから学ぶ「100%ポジティブ!」の教え

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こんにちはー!Ha_coです。

山とミシンが好きすぎて、山グッズをミシンを使って自分で作っています。

ですが、今日は山もミシンも関係ない話。

仕事で感じたことをこのブログに残したいと思います。

というのも私は普段、薬剤師として働いています。

呼吸器科の病棟にいるので、肺がんの患者さんが入院されることがあります。

そのときに患者さんとお話しした内容が印象的でした。

「余命2年

あなたはお医者さんからそう言われたらどう感じますか?

肺がんは、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分けられていて、この患者は小細胞肺がん。

小細胞肺がんは、がんの増殖速度が早くて早期に転移がみられることが多い一方で、放射線や抗がん剤に対する感受性が高いことが知られています。

早く発見されて、治療が行われたら20-25%で治癒が期待。

それでも限局型(がんがあまり広がっていない型)で予後はだいたい24ヶ月〜28ヶ月と言われています。

この患者さんも、主治医からは「余命2年」と言われているそう。

そこで、

「余命2年と言われたら、あなたはどう感じますか?」

悲しみ…?絶望…?

でもこの患者さんからは、ネガティブな言葉を聞いたことがありません。

月に1回、抗がん剤治療で入院(3泊4日)する度にお会いするのですが、

「退院したら、夕方から仕事行く。」

「年末は仲間とゴルフ行くんだ。」

「今度伊豆の方まで旅行する。」

と、やりたいことをたくさん教えてくれます。

幸いこの方は抗がん剤による吐き気は出ていませんが、抗がん剤投与後2.3日は食欲が少し落ちます。

それでも、

「周りの人に病気だから痩せたと思われたくない。」

「病院食は口に合わないから、今日はピザ持ってきてもらう。明日は牛丼!」

などしっかり食べることで体重維持もできています。

話をしているといつも

「オレはポジティブだから、そういう風(ネガティブ)なことは考えないの。あと2年って言われたけど、その2年を寝たきりですごしたくはない。楽しく過ごしたい。」

この患者さんから負のオーラみたいなものは全く感じません。

ちょっと咳が続くなぁと受診してみたら、肺がんと、余命2年と言われ、最初はきっと色々葛藤があったと思います。

ポジティブに考えようと思っても、こんなにポジティブになれるものなのか…と圧倒されます。

それと同時に病気になってもこんな風に人生を全力で楽しむことができるってすごいなぁと感じました。

きっと病気になったとかそうじゃないとかは関係ない気はするけれど。

そこで仕事帰りに、今の自分について考えてみました。

薬剤師という仕事を遊びでやっているわけではありませんが、患者さんと話すことがとても楽しく、仕事行きたくないー…と思うことはありません。

そして休みの日は山に行くか、ミシンをしています。

しかし健康面では30代にして緑内障を患っています。

まだ軽度なので、視野が欠けている…とかそういうことはありませんが、今後万が一目が見えなくなったら…

と思うとちょっと不安な日もあります。

でも、今は見える。いろんな景色や大好きな人たちを見ることができる。

だから全力で今を楽しんで生きる!

仕事も全力!遊びも全力!!

今日も患者さんから大切なことを教えていただきました。

ついついネガティブになりそうな時はこの記事を読み返してみようと思います。

では、またー!

Ha_coでした。

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