野点の楽しみ方〜お抹茶の点て方を簡単に紹介〜

野点

こんにちはー!

山とミシンが大好きHa_coです。 あなたは、自分で点てたお抹茶を飲んだことがありますか?

和菓子屋さんなどのお店で点てていただくお抹茶は、もちろんおいしいです。

しかし自分で点てたお抹茶は、自分好みの味わいになるのでより一層おいしく感じられます。

私は休日に山登りをしており、その時にお抹茶セット(野点セット)を持っていきます。

頂上や眺めのよい場所でお抹茶を点てることで、日頃のもやもやなどがすーっと落ち着いていくのを感じます。

この記事では、お抹茶を点てたことがない方に向けて、「初心者でもわかるお抹茶の点て方」を中心に紹介しています。

山頂コーヒーというのももちろんよいですが、「山頂でお抹茶」を楽しんでみませんか?

野点(自然の中でお抹茶をいただくこと)に必要な道具についてはこちらの記事をのぞいてみてください。

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野点って何?

野点とは、自然の中で行われる茶会のことです。

一般的に茶会というと、茶室で行われてなんだか堅苦しそう…と感じますが、野点は茶会をカジュアルにしたもので、

「屋外でお抹茶をいただくこと=野点」

と考えていただければよいと思います。

私は山登りのときに、山頂や眺めのよいところで野点をしています。

1人でお抹茶を点てることもあるので、茶会だなんて言うのもなんか違うような…

なので、ここでは屋外でお抹茶をいただくことを「野点」ということにしています。

野点の魅力

山での野点は、風や鳥のさえずりなど自然の音を聞きながらお抹茶を楽しめます。

あらかじめ買っておいた和菓子を並べて、

「あぁ、この大自然の中で、こんなにゆったりとした時間を過ごすことができるんだ。」

と心から実感できるので、本当に贅沢な時間の過ごし方だと思っています。

難しいことは考えずに、ただおいしいお菓子とお抹茶を点てていただく。

これだけで人生の充実度は爆上がりです。

忙しい毎日を送る現代人にとっては、かなり有効なリラックス方法だと思います。

お抹茶の点て方・飲み方

野点がすごくいいのはわかったよ。

でもお抹茶は点てたことないから、やり方がわからんよ…

そんな方に今回は、お茶の点て方・飲み方を紹介します。

野点はカジュアルでOK

茶道の世界では、お茶を点てるのに決められた手順や作法があります。

いわゆる表千家、裏千家と言われるような流派があるのを聞いたことがあるかもしれません。

実際、茶道を始めた時、細かい!細かすぎる!!と思うこともありました。

でも一つ一つの所作には理由があって、美しく見られるように考えられています。

理由を知れば知るほど、奥が深すぎる!と感心するばかり。

ただ、「野点」といわれる屋外での茶会は、肩ひじ張らずに楽しんでOK。

お茶会といっても、要は自然の中でお茶を楽しめればいいわけですからね。

お抹茶さえいただければ、あとはどう楽しむのもあなた次第!

というわけで、前置きが長くなりましたが、お抹茶の入れ方を説明します。

お抹茶の入れ方〜野点編〜

お抹茶は、茶筅(ちゃせん)や茶杓(ちゃしゃく)を使って点てることが一般的です。

お抹茶の点て方の手順は以下のようになります。

(写真は私の母がお茶を点てているところです)

1.茶杓で抹茶を取る

棗(なつめ:お抹茶を入れておく器)から茶杓(ちゃしゃく:さじ)で抹茶を2杯(約2g)ほど茶碗に入れます。

2.茶碗にお湯を入れる

茶碗にお湯(70~90℃)を60~70ccほど注ぎます。

この時、熱湯ではなく少し冷ましてから注ぐのがポイントです。

お抹茶の量とお湯の温度、そしてお湯の量のバランスでうまくお茶が点てられるかが決まります。

3.お茶を点てる

左手で茶碗を支えながら、抹茶とお湯がよく混ざるように手早く茶筅(ちゃせん)で泡立てます。

ポイント:最初はひらがなの「い」を描くように、その後アルファベットの「M』を描くように茶筅を動かします。

4.完成

抹茶の表面が、きめ細かく美しく泡立てば完成です。

温かいうちにお召し上がりください。

お抹茶のいただき方

お抹茶は飲み方にも順序があります。

野点では省略してもいいけれど、スマートに行っているとなんだかかっこいいかも?!

1.茶碗を持ち上げる

茶碗を丁寧に持ち上げ、美しく泡だった抹茶を鑑賞します。

茶碗を少し傾けながら、茶碗の内側の模様や抹茶の色合いを楽しみましょう。

2.茶碗を回す

茶碗には向きがあります。

基本は正面と言われる、柄が1番キレイに見える部分をお抹茶をいただく人に向けて出します。

先ほどの写真で言うと、緑の模様が正面であると考えました。

お抹茶をいただくときは、その正面に口をつけるを避けるため、時計回りに2回、茶碗を回します。

3.お抹茶をいただく

いよいよお抹茶をいただきます。

細かいところですが、先ほどの工程で茶碗を回しているので、正面にあった緑の模様が少し左側にずれているのがわかります。

ちなみにお抹茶は3口半でいただくと言われていますが、細かいことは気にしなくていいでしょう。

まとめ:一度体験したらハマる

お抹茶を点てるには、慣れが必要です。

最初は、なかなかうまく泡立たなくて、思ってたのと違う…なんて思うこともあるかもしれません。

でもそれもまた楽しみのひとつ。

そして慣れてくると、お抹茶を入れる分量・お湯の量・茶筅の動かし方がどのくらいだとうまく点てることができるのかがわかってきます。

そうしてあなたのお好みの薄さ・濃さでお抹茶を楽しんでみてください。

あなたの山での過ごし方は無限大です!

では、またー!

Ha_coでした。

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